『ブラック・リスト』 サラ・パレツキー

f0146466_14364843.jpgこのシリーズ(女性私立探偵 V・I・ウォーショースキー)は、刊行以来ずっと江口寿史さんの表紙がスタイリッシュで印象的だったのですが、最近はこんな感じ。

まあ、この手の小説にありがちなカバーです。

ファンクラブもあるらしい、けっこう長いシリーズです。(映画化もされましたね)

主人公の、なんだかんだ泣き言は吐きながらもあいかわらずブレることのない強さ。
年齢が近くなった今では、若いころにはわからなかった彼女のいろんな面がリアリティをもってきて、そんなところが不動の人気になってるんでしょうか。


9・11後のアメリカ、1940年代の「赤狩り」の時代に事件の発端をもってきて、閉塞感の時代の再現を象徴するかのようです。
そういう意味では、初めて社会的テーマ性をもった作品かもしれません。
事件はすっきりとは解決に至りませんが、それでも個人的なささやかな幸福は誰も妨げられないもの。



ちょっと抽象的な感想ですが、今の日本だって、本当のことはどこまで公表されているのか、アヤシイものですね。






明日からしばらく留守にします。帰ってきたらまたよろしくお願いします。
[PR]
トラックバックURL : https://contrailfn.exblog.jp/tb/7945373
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by おばあちゃん at 2008-05-07 10:28 x
以前出てきた本もそうだったけど、ハードボイルドな本が好きなんですね。男前だなあ・・・
私の好みはお子ちゃまで、今読んでるのはP・G・ウッドハウスの「マリナー氏の冒険譚」。何でも3回おんなじことを言う将軍の出てくる話がめっちゃおかしい〜〜〜。イギリスの貴族社会をおちょくってる話なので、『金? そんなものなら腐るほどあるが、それが何の役に立つ?』など、ケッというようなセリフもあります。

Tシャツ、無事染まりました。
思ったより簡単で美しい出来上がり。でも、「熱湯に浸けたまま20分間撹拌」というのをゴム手袋をはめた手で実行したけど、やっぱ熱かったよ。染色する人ってみんな、あんなことやるの??
Commented by contrailfine at 2008-05-07 17:08
心はフィリップ・マーロウです。(古いな~)
昔馴染みの作家ばかりで、このところ新規開拓はまったくできていません。
やっぱり英国ものはなんというか、いろんな意味で豊かさを感じますね。その豊かさは搾取の産物なんだろうけど、文化は残ったってことか。

草木染めをするときは、そういう手段をとります。
うまくいくんだったら、絞り染めしても楽しいかもね!
by contrailfine | 2008-04-28 18:24 | | Trackback | Comments(2)

京都生活も7年目。趣味で始めた染色は10年になりました。


by contrailfine
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28