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『ナイロビの蜂』 ジョン・ル・カレ

f0146466_22473297.jpgいまさらだけど、最近ほんとうに本を読んでないので。
これも何度も中断してやっと読みました。

実は、ジョン・ル・カレは少し苦手。私のアタマには、文学的な表現がちょっと難解で・・
それだけのことはあって、とても面白かったのですが。


意外なことに、表紙も映画のほうもラブストーリーを前面に押し出してるのは、営業的な意図なんでしょうか。ラブストーリーといえばそうなんですが。
ひらたく言えば、製薬会社の陰謀で殺されてしまった妻の遺志をついで、それに殉じてしまう夫のお話なので。
製薬会社・第三世界・政治がそこでいろいろにからんで、複雑な展開になっていきます。

小説としてとても面白いこととあわせて、このテーマが真実味をもって迫るのは、「著者覚書」にあるとおりに、製薬会社の利権があまりに巨額で、なにがおきてもおかしくない社会だということ。それはときおり日本でも垣間見える、厚生労働省と製薬会社などの不可解な出来事からもなんとなく察せられます。うすら寒い話です。
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Commented by おばあちゃん at 2008-04-03 11:13 x
読んだことない本なんだけど、中身も難しそうだね。これを翻訳物で読むとなるとさらに・・・ってカンジです。

「ナイロビの蜂」の蜂には何かイミがあるの?
原題にはBEEとは書いてないけど、GARDENERあたりと関係あるのかな?
私がいま読んでるのは「こども諸君」。フランス物だけど、風刺が利いてて面白いです。
Commented by contrailfine at 2008-04-03 12:23
主人公のナイロビ在任の外交官が庭いじりの達人という、きわめて平和なおとなしい男なのに、戦う弁護士である妻の痕跡をたどるという、皮肉ななりゆきです。「スリービーズ」というのが、悪徳製薬会社の名前。3匹の蜂は、ナポレオンの象徴でもあるらしいです。(ナポレオンって、アフリカも侵略したんだっけ?)
しかし、邦題はどうやって決めるんでしょうねえ。不思議・・・
by contrailfine | 2008-04-02 22:40 | | Trackback | Comments(2)

京都生活も7年目。趣味で始めた染色は10年になりました。


by contrailfine
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