最新の記事
カテゴリ
全体日々のあれこれ エピキュリアン道をいく 本 岡山のあるきかた 染物教室 関西探訪 未分類 以前の記事
2024年 03月2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... Thanks!!
染織工房/そめおりこーぼー
染物を教えていただいてます ワイン専門平野弥 ワインのお師匠、筋金入りです シニョーラKAYOのイタリアンな生活 イタリア料理・ワインのことなど 着物まわた店主のブログ お誂え、お直しのお問合せもどうぞ 着物のことならなんでもおまかせ 愛のつるし一回転飛行機 けん玉伝道師歯科衛生士そして まっちの『待っちくれい!!ぶろぐ』 水嶋ヒロ、好き? Ma Parole de vin-ワインは語る- コアなワインファンのために てすさび 染色教室でご一緒させていただいてます れいさんのブログ 主婦っていろいろ大活躍?! 最新のコメント
検索
タグ
染色(319)
ワイン(110) 岡山(94) 和服(91) 故郷にて(91) 猫と会う(55) Season(49) Life(48) 空(47) カルトナージュ(46) 絵更紗(22) Movie(22) 京都(12) 集印(7) ブログパーツ
|
『半島を出よ』 村上龍
村上龍って面白いですよね、と言うとムラカミハルキは好きなんだけど、と言われたことがあって、友人にするならハルキ好きの人のほうが無難かなと思いました。
私は、龍のほうです。 (でも友人募集) ちょっと前のベストセラーですが、文庫が出たので。 (絶対に文庫で読む・ベストセラー・女流作家は読まない、と言うのが昔からのポリシーだったのだけど、未だにひとつめだけは固守) カート・ヴォネガット(亡くなったのですね)の小説に、「芸術家は炭鉱のカナリア」という一節があったように記憶しているのですが(ほんとに怪しいこの記憶)、村上龍という人にはそういう役目もあるかなと勝手に思っています。 面白かったので一気に読みました。 前半は、今の社会情勢をそれぞれちょっとデフォルメしていくとすぐにこんな事態になっちゃうかというようなブラックジョーク的軽さで話は進んでいくのですが、後半、登場人物がそれぞれリアルに実体を持ち、活き活きとしはじめたところで、殆どの人間は死んでしまう、皮肉な展開・・・かな。 その結末にカタルシスはあるんだけど、そんなキレイに、全部跡形もなく全滅させるなんてラストはとっても危ない考えだと思うんですが。 明日の命をも知れない、というのうは人間にとってもっとも不幸なことだけど、そんな心配をしない日本人は、生物としては何か機能を失った不出来な状態なのかもしれないです。 不出来な人間で幸せ。 それにしても、岡山に来てからあまり本を読まなくなっちゃったことに気づきました。 5ヶ月たってやっと。その理由は・・・電車に乗らなくなったこと。 携帯メールも減りました。電車って、そういうものだったんだ。
by contrailfine
| 2007-09-17 01:06
| 本
|
Trackback
|
Comments(0)
|