読後雑感 ~覚え書き




高村薫さんの『空海』をやっと読了

空海は、日本仏教界のスーパースターだけど、ご本人の本意はどうやら違うところにあったみたい。
教義そのものが伝わってないのね。
それはそれで、社会に貢献して良かったのかもしれない。

むずかしい”密教”より、”南無阿弥陀仏”と唱えれば救われるわかりやすさのほうが、庶民にはありがたいもん。


・カリスマ
・神秘体験(修行→トランス状態?)
・ブレイン、広報システム・スタッフ
で、宗教は作られる。


カリスマですよ。
諸刃の剣ですねえ。




全国の弘法大師伝説は、高野聖による宣伝活動だったとか。
なんだか『水戸黄門』みたい。


ところで、先日帰省したときに父の本棚に、司馬遼太郎『空海の風景』を見つけた。
この頃とみに父親に似てきたようでほんとコワイ。



空海の教えそのものに接することはちょっとできそうにない。この本にも、答えがあるわけではなかった。


答えがないといえば、カズオ・イシグロ
(空海の合間に何冊か寄り道した)
翻弄されるけど、嫌じゃない。読み終わった後も、夢の続きをあれこれ思いめぐらせるような心地よい浮遊感があって好き。
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まだ読んでないけど、『孤狼の血』
映画も公開されるらしいのでまた広島のイメージ悪くなるな、と思いながら買ってしまった。
(映画はきっと観ないと思う)

著者の柚月裕子さんは岩手の出身、東日本大震災と原爆の惨状に通じるものを感じられたそう




塩野七生さんのアレキサンダー大王も読んどきたい。
文庫が出たらとか言ってると機を逸しちゃうかな。






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by contrailfine | 2018-01-31 11:49 | 日々のあれこれ | Trackback | Comments(0)

京都生活も7年目。趣味で始めた染色は10年になりました。


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